【2026年卒 就職活動TOPIC】就職活動費用は平均8万2,277円。前年に比べ約2,000円減少

「交通費」「宿泊費」の平均金額は増加。遠方への移動を伴う学生の費用負担が大きくなっている

株式会社インディードリクルートパートナーズ

株式会社インディードリクルートパートナーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)のリサーチセンターは、学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。

解説:リサーチセンター 上席主任研究員 栗田 貴祥

今回は、学生が就職活動に使用した金額についてレポートします。2026年卒学生の6月1日時点での「就職活動全体にかかった平均金額」は、8万2,277円となりました。前年に比べ約2,000円減少していますが、「交通費」「宿泊費」の項目を見ると平均金額は増加しています。地域別に「就職活動全体にかかった平均金額」について見ると、最も高い「北海道・東北」では前年よりも約4万4,000円増加した一方、最も低い「関東」では約1万7,000円減少しているなど、地域による差が大きい状況です。6月までに経験した各プロセスの参加形態では、最終面接にて「対面のみ」の割合が前年より増加しており、特に遠方への移動を伴う学生にとって、近年の物価高の影響も相まって就職活動における費用負担が大きくなっていることも考えられます。企業の皆さまには、今後も各プロセスごとにオンラインと対面を使い分けたり、遠方の学生には交通費の支給を検討したりするなど、学生の経済的な負担を考慮いただくような工夫をお願いいたします。学生との出会いの機会を広げるためにも、柔軟で配慮ある採用活動を行っていただけますと幸いです。

就職活動全体にかかった平均金額(地域別)
大学生_全体(就職志望者のうち就職活動に「1円」以上使用した学生/数値回答)※大学院生除く

就職活動費の平均金額を年度別・地域別に比較した表。2026年卒は全国平均82,277円で、前年より2,157円減。地域別では北海道・東北が最も増加、関東が最も減少。

*2026年卒、2025年卒の「中国・四国」「九州」は集計対象数が50に満たないため、数値は参考値

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:2026年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2026』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生5,500人(内訳:大学生4,434人/大学院生1,066人)
有効回答数:集計対象|大学生 820人/大学院生 302人
調査実施期間:2025年6月1日~6月4日
調査機関:株式会社インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター

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